叶わないと知りながら約束を交わした愚かな私は



キョン君総愛されですがえらいことになってます。
誰も幸せじゃないし突然終わります;
まあいいかという方だけご覧ください;;





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「また会いに来ます。」


それが私が貴方に交わした嘘。

貴方はそれを知っていたのか、ただ黙って笑った。

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「お久しぶりです、古泉くん。」

「朝比奈さん…ですか?」



私が北高を卒業してから私の時間は十年たっていた。
彼らの時間も、十年たっていた。



そしてここに来た。

古泉くんはあの頃の落ち着いた雰囲気をそのままに大人になっていた。
きっと女性にもモテているだろう。



キョン君は…。



「彼に会いに来られたんですか?」

「…いいえ。」



「では、どうしてここに?」

「貴方に伝えないといけない事があるの。

古泉くん。」



そう言うと、驚いた顔をした。


そうね、古泉くんに頼み事をするのは初めてかも。
いつもキョン君に頼ってばかりだったから。



だけど古泉くんは目を反らし吐き捨てるように言った。



「何を…です。
今更。」



彼はキョン君の眠るお墓に視線を向けた。



この時間から数週間前、キョン君はこの世を去っていた。



数ヶ月の闘病の末の事だった。



涼宮さんは、まだその事を知らない。
今は世界を周り歩いて音信不通だったから。



そう、その彼女の事だ。



「古泉くん。涼宮さんが…もうすぐある事に気づき帰国します。」


「ある…こと?」



「はい。キョン君との子供がお腹にいる事を。」



「…!」



「その子は…未来に重要な存在なんです。
だから…見守ってほしいんです。」



「…子供が…。」

「だからお願いします。」

私には望む事だけだから。






end





すみません収拾マジつきませんでした!!
別に古泉君にハルヒと結婚しろと言ってるわけではないんですよー;;
みくるちゃんが仕事する姿が好きなんです…。



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